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PM、PDMに必要なスキルについて【②業務スキル・姿勢やマインド関連】

# 概要

概要や前編はエンジニアのキャリアパスや PM、PDM に必要な技術スキル、管理スキルに記載

# 必要な業務スキル

管理スキルとは違った、IT の PJ で求められる業務的なスキルなどを記載。

# 業務やビジネス理解度

今のシステムがどのように収益を上げて、どこにコストが掛かっているかなど、ある程度知っておかなければ最適な調整や判断などができない。

また、システムがどのような業務用途で使われているかも当然理解していなければ、品質にも多大な影響がでる。

# キャッチアップ力

IT 技術はすぐに進化するしサービスは日々新規が出たりアップグレードされたりするため、今までのやり方が古くなったり非効率になったりする。

例えば PJ 管理、コミュニケーション、ドキュメント管理など各種ツールやサービスを使うと思うが、それらを効率よく使うために日々アップデートさせたり、ライブラリやサーバサービスのトレンドを追ってシステムの品質や生産性を上げたりといったものなど。

また、仕事やビジネスに関する最近の風潮や流行なども肌で感じていないとクライアントやメンバーとのコミュニケーションや交渉など最善は尽くせない。

# 予期せぬ自体の対応力

急な仕様変更が発生した、システム障害が発生した、など PJ では様々なトラブルが発生する。

その際に、冷静に、素早く的確な判断をし、最善の対応をする必要がある。特に一瞬の猶予もない深刻なトラブルが起きた場合、人間誰しも少なからずパニックな状態になってしまうので、そうならない為には経験(修羅場をどれくらいくぐったかどうか)がある程度必要だと思う。

DANGER

経験したことある人ならわかると思うが、本当にやばい時は普通の思考回路を形成することも困難になり、変な行動をして二次災害が起きる可能性もある。 そうならない為にも、真っ先に行うべき初動対応は心を落ち着かせることだったりする。コーヒー淹れたりストレッチしたりして無理やりにでも現場から一度離れつつ、何をすべきかを整理していってから対応する、みたいな何らかのルーティーンがあるといい。

(そもそもルーティーンできるほどやばい状況の対応しまくってるのは良くないが。。。)

# マルチタスクスキル

PM や PDM は、顧客や業務側、チームメンバーとの様々なやり取りを日々しつつ、自身のタスクをこなしていかなければならない。

生産性や品質の兼ね合いから、殆どの場合プレイングマネージャーをやることとなるため、いかに自分の作業を滞らせずに管理の仕事をやるかどうかは管理者として重要な部分になる。

TIP

マルチタスクと言っても何も考えず無条件に優先度高いものをやるというより、多少周りの生産性下げてでもチャットのレスを一切返さず作業に集中する時間を作ったり、隙間時間にできる作業をスタックしておき AI や CI/CD 実行中など待ち状態で消化したり、というようなその時その時で効率のいい進め方ができるような工夫も必要。

# あるべき姿勢やマインド

# 決断は早く

役柄上日々あらゆる決断を迫られるが、それが遅れると PJ がその分遅れたり不要なコストがかかったりする。また、そもそも自分の業務も回らなくなる。

もちろん内容によっては悩んで時間かかるものもあるのだが、そういうパターンはだいたいは複数案のメリット・デメリット、トレードオフなケースで、結果やってみないとなんとも言えないことがほとんどなので、とりあえずやってみる、といった大胆な決断も時には必要。

# 責任感は強く

まあそもそもこれがない人は管理者絶対やっちゃいけないって話だが。。。

どんな仕事でも大小あれどお金を頂くということは、その対価に対する責任というものは生じるので、誰しも責任感というものは持たなければならないが、管理者になるとそれ以上に持たなければ PJ は崩壊する。

これは大丈夫だからいいや、なんか気になるけどいいや、などちょっとした油断が命取りになる、ということは常に意識が必要。(この辺、頭で理解するというより失敗することで恐怖心を体で覚える人がほとんどだと思ってる)

あとは最終的には根性論的なものも必要だと思っていて、何が何でもやります!っていう気持ちが無ければ、眼の前にある大きな課題に対処するということはできない。

# 無理をしない、一人で抱え込まない

前セクションで責任感は強くと書いたが、なんとかしようと必死に取り組みすぎると、必然的に長時間労働になり判断力が低下しミスが起きてしまうこともある。

また、精神的または肉体的に体を壊し業務継続不可能になってしまったら、あらゆる予定が崩壊し関係者に多大な迷惑かかる。

自分の限界は常に見極め、無理そうなら正直に上司やクライアントに早めに相談する、ということはめちゃくちゃ大事なこと。

# 感謝とリスペクトの気持ちを持つ

クライアントへはもちろん、PJ を一緒に進めている関係者すべてに対しそういった気持ちを持つ。

よく下請けの会社に高圧的な態度を取る人や会社もいるが、そういう関係でうまく行っている PJ をあまり見たことがない。 もちろん管理者である上で、ある程度厳し目なチェックや指示は必要ではあるが、それが行き過ぎていわゆるパワハラ、カスハラ的なことになってるのたまに見かける。

そういう PJ はだいたいは分断や摩擦が生じてうまくいかないのは経験上確実に言える。人間だもの、嫌いな人には最善を尽くそうとしなくなるもの。その逆で、いい関係でいい雰囲気で仕事を進めれば、この人の為に頑張ろう、という気が起き、生産性や品質が上がり、PJ の雰囲気もさらに良くなり好循環となる。

# PM、PDM に必要なスキルの身に着け方

最後にどのようにして PM、PDM に必要なスキルを身に着けていくかをざっと記載。

# 普通にやればなれる

元も子もない話だが、普通の会社に所属していればよほどブラックな会社でない限り、徐々に業務や責任の範囲が広がっていくと思うので、真面目に働いて真面目に勉強していれば、普通はキャリアアップできて PM や PDM になれる。

一つ言うとしたら、どんな職種でも共通することだと思うが、今の仕事が楽だなーと思ったら積極的に居場所を変えたり、新しいことにチャレンジしたりといった習慣は持ったほうがいいってことくらい。

# 経験あるのみ

本記事で挙げた各スキルは座学で学ぶには限界があるので、実戦経験繰り返し積んで、うまくいったことはよりよく、失敗したことや改善し、というのをやっていくのみ。

例えば、医者や弁護士などの高難易度資格を持っていたとしても、いきなりその仕事完璧にできるかって言ったらできる人いないと思う、何事も下積みや実戦経験で得られる成長が必要ってこと。

# その他

目標とするキャリアに対し今の自分に何が足りないか、それをどうやって身につけるべきかなど相談できる人は多く持っておいたほうがいい。

# 所感

AI が台頭してきて今後エンジニアが手を動かす部分はどんどん少なくなってきて、ただコードを書くだけのエンジニアの需要はほぼなくなってきた。逆に AI が作ったものをチェックしたり、 AI を使って PJ を効率よく回したりといった管理系作業の需要は高くなってくると思う。

なので、余程突出した技術力があるか余程ニッチな領域の技術を持ってる人以外は、通常業務を行っていくうえでもある程度の PM、PDM に必要なスキルを習得していかなければならないんじゃないかと思う。