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若手ITエンジニアに伝えていることまとめ【②会社・働き方関連】

# 概要

# 書いたきかっけ、前置き

こちら に記載

# 目次

# 会社・働き方に関する話

# 会社や上司を必要以上に信用、信頼しない

会社や上司を信用、信頼するなという話ではない。

会社は株主や経営者ファースト、上司や先輩は自分ファーストであるのが根底、というのを認識しておくということ。これが悪いという話ではなく、人間として当たり前のこと。

従業員のことを第一に考えてます、部下や後輩のことを思ってます、というきれい事はいくらでも言える。 実際いい会社やいい人はそう思ってる人もいるが、自己犠牲してまで他人を優先するような聖人はいない。

会社の方針がこうだから、上司や先輩がこう言ってるから、と全部それが正しいと思わず、どういう意図や思惑でそれらが自分に来てるかを考えなけれれば、知らないうちに自分が不利な状況になったりすることもある。

あくまで会社というコミュニティは、利益を上げるためという目的を共に、利害一致した人が集まった集団、というくらいのドライな感情、距離感をもって接しないと、自分が奉仕するだけになって損をしてしまう。

TIP

会社視点からすると、働いている人の給料は、残業代を除けば月額ほとんど固定であるため、同じ金額で生産性や売上を上げてもらうほうがいいに決まっている。 つまり、社員のやる気や士気を上げるのも、教育をして成長を促すのも、一番の理由は会社の為である。 ただし、だからと言って面倒を見てくれる会社や上司への恩義は忘れないように。

# 会社に依存した働き方をしない

よくある話で、社員の離職をなるべくさせない為に、その会社や同じような業種の会社でしか通用しないスキルしか業務上身につけさせない、またはそもそも業務上身に着けようがないということがある。

これ自体別に悪いとかではなく、社員を雇用するのもお金がかかるし、教育するのも利益を圧迫する為、離職を極力させないようにするのは会社として当然、というかしないとつぶれるリスクもある。

現在~今後の働く条件が良く、会社も将来的に安泰で、会社と一蓮托生で生きていく覚悟があるというならそれでも特に問題は無い。いわば高度経済成長期の終身雇用の考えで、会社とは本来そうであるべきだとも思う。

ただし、現代の経済状況や社会情勢ではそんな会社は珍しく、終身雇用という考えもだんだんとすたれてきた。 そんな中、もっといい条件を求めたい、会社の行く末が不安、今後の出世が不透明、だったりするのであれば、会社に依存した働き方をするのはやめたほうがいい。 いざ転職をしようとした際に、

  • 転職先候補の幅が狭まる
  • 転職先の条件が悪くなる
  • そもそも転職活動自体が難航する

といったことになる。 そういったリスクを回避する為には、自己学習、資格取得、勉強会参加、副業などで、会社で得られるスキル以外のものを身に着け、自身のエンジニアとしての市場価値を高め続けることが必要。

いつでも転職や独立ができる状態にまでもっていくことで、会社や上司に対し意見が言いやすくなったり、会社や上司からも離職を恐れて無理なことを言われることもなくなったりと、在籍している状態でも待遇もよくなる。

会社を辞める気はなくても、いつでも転職や独立できる状態ということはメリットしかない。

# 人や組織は変えられない

仕事をしていて、自分のチームや自分以外のチーム、上司や先輩の行動や考えに納得がいかなかったりすることはよくある。

相手との力関係が圧倒的に優位であれば話は別だが、自分がこうあるべき、こうしてほしい、といった希望や改善案を出しても思い通りにならないことがほとんど。 それは当たり前で、人の考えは千差万別、人の置かれている立場や状況はみんな違うから。

人や人が所属する組織の考えや行動を変えるということは難しい、ということを割り切って理解しておき、変わらないことで不満をためないようにする。そうすることで、ストレスなく仕事ができ、自分の業務に集中できパフォーマンスが出せる。

どうしても耐えきれないものがあるのなら配置転換や業務の役割変更を希望したり、時間を調整してもらって議論する場を設けてもらったりする。 それでも手の施しようがなく、もうどうしようもないと思ったらさっさと転職したほうがいい。人を変えるより自分が変わるほうがはるかにイージーなので。

WARNING

会社や上司の愚痴や文句を言いながら、何も行動せずなんだかんだ今の業務を続けているような人をたまに見かけるが、それは会社側からすると、いいように飼いならしていて、うまいこと搾取ができてる状態。

これは皮肉でもなく、社員がそういう状態であることは、会社の仕組みや上司の人材マネジメントが長けてるということだと思う。なぜならいくら無理言ったり不遇な扱いにしても離職することは無い為。うーん私も見習おう(棒読み)

もし、今自身がそういう状態なら、不満は溜め込まず何らかの行動をするほうが絶対いい。それにより状況が良くなるか悪くなるかのどちらかになるが、現状維持よりはマシで、悪くなればさっさと転職すればいい。

# 評価にこだわりすぎない

「実力(実績)=評価」という単純なものだけで人は評価されるわけではない。評価する側も人なので、人の好き嫌いや評価時の気分や感情で、評価は変わる。

これだけ頑張って結果出したのに何で評価されない?この人はなんで評価されてるの?みたいなのは会社勤めしていればよく思うことだと思うが、そんなあいまいな基準に対して考えるだけ時間の無駄。

評価されず出世できなくても、ちゃんとした実力があるのであれば、転職や独立していくらでも給料は上がるし、出世して役割が増えたり責任が重くなったりして時間に余裕がなくなるより、出世せずに副業などしたほうがコスパはいいといった考え方もある。

評価されるために、

  • 会社や上司が決めたよくわからない評価制度にリソースをつぎ込む
  • 上司に気に入られる為に媚びを売る
  • 自分を優位に見せるよう他の人のネガキャンや裏工作をする

などなど、そんな無駄なことしてるくらいなら自分のスキルアップに時間を割くべき。 仮に評価されて出世したとしても、それはその会社の中だけの評価なので、会社外では何の意味もない。

TIP

会社は基本的に役職がピラミッド構造の組織になるため、ある程度出世していくと、さらにそこからの出世競争みたいなのが必然的に起こる。 実績の奪い合いや業務の押し付け合い、責任のなすりつけ合いなど、しょうもないことをやってでも出世したい人や今の地位を守りたい人などがそれなりにいる。

なので、そんなくだらないことに巻き込まれるくらいなら、無理に争わず自分のスキルアップに努めたり、会社を辞めたほうがいい。

目先の出世や好条件ではなく、長いスパンでキャリアにとってプラスになることを優先、重視することが大事。

# 所感

会社を辞めたほうがいいとか転職したほうがいいとか気づいたら書きまくってたけど、あまり衝動的になって繰り返すとそれはそれで良くないので、決断は慎重に。 (元ジョブホッパーの自分が言うのもなんだけど。。。)