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若手ITエンジニアに伝えていることまとめ【③社会・生き方関連】

# 概要

# 書いたきかっけ、前置き

こちら に記載

# 目次

# 社会・生き方に関する話

# 時間は有限なので自分の限界を見極める

どの職業でも向き不向きがあると思うが、エンジニアでもそれは同じ。単純な地頭の違いや、センスの良し悪しなど複合的な要素が絡んで、そういった差がでてしまうのはしかたない。

ここで言いたいのは、以下の 2 つ。

  • できる人やリスペクトしている人を目標に一生懸命努力しても、その人のようになれるとは限らない
  • 自分は最終的にどのレベルまで到達してどうなってればいればいいか、というゴールを明確に持つ

これらを意識しておかなければ、届きようがない目標に向かって時間を使いすぎて、結局ダメでそれに費やした時間が無駄になってしまうことがある。 時間は有限であり取り戻しがきかない ということを意識することが大事。(若いうちはその実感が湧きにくいからこそ、ここで強く言いたい!)

WARNING

先駆者が、「私の教えた通りにすればうまくいきます」的な話を言うことがあると思うが、それらは個人能力差、時代、環境など前提条件が全く違う為、再現性が確実に保証されているものではない。

「努力すれば夢は叶う」というのは子供や学生まで。社会人であれば現実を見極め、どこまで実現でき、落としどころをある程度見積もっておくことが大事。

# 20 代の時期は人生で一番のボーナスタイム

個人の職業やライフワークにもよるが、年齢が 20 代になると 10 代のころより

  • 金銭的余裕が増えやれることが多くなる
  • 時間も学生の頃より融通が利く(結婚して子供がいなければだが)
  • 肉体的にも一番元気な時期

であり、人にもよるが加齢やライフステージの変化により 30 代以降になるとどんどんそれらが低下していくため、長い人生の中で一番充実する時期だと思う。

「若いうちは仕事で苦労をしたほうがいい」、みたいな老害的発言があったりするが、私の解釈では「若いうちしか仕事で苦労できない」ということだと思っていて、若いうちは体力があり頭も回転しやすく、仕事や勉強を一番多く効率よくできる為、少し無理をしてでも仕事したほうが後々のキャリアがその分楽になる、と思っている。

といいつつどう過ごすかは人それぞれであるので、全力で仕事に取り組んだり、遊びまくったり、勉強に励んだりと、一度しかない人生で一番充実した時期なので、後でやり残しや後悔をしないように楽しんで過ごしてほしいと思う。

TIP

20 代のうちは転職市場でもアドバンテージがある。というより、30 代以降になると即戦力を求められるため、経験が浅いまたは未経験の分野に転職といったことは余程条件面下げない限り難しい。

そのため、20 代のうちはなるべくいろんな会社でいろんな仕事を経験したほうが後のキャリアに好影響になると思う。 ジョブホッパーになれという話ではなく、一つの会社にずっといるよりも、業界の視野が広がり、幅広く技術が学べ、人脈形成もその分できるので、転職をして環境を変えないのはもったいないということ。

# 決断はいろんな人の意見を参考にする

どれだけリスペクトしてる、どれだけ信頼してる人でも、その人の言うことやその人に聞いたことだけを鵜吞みにして物事を判断したり決断したりしてはいけない。

人は誰でも間違いを起こすし、意思疎通の齟齬で双方どちらかに誤解が生じることだってある。

その為、1 人の意見や回答で納得するのではなく、いろんな人やネットの情報を集めて、裏どりや情報のまとめを行い、最終的にそれらを総括して自分が判断して決めることが大事。

# IT 人材が足りていないは半分嘘

よく、今 IT 人材が足りていない、今後ももっと足りなくなる、といろんなところで騒がれているが、「IT 人材」という言葉ばかりが先行して、本質がとらえられていないと思う。 ここで言ってる「IT 人材」は重要な言葉が抜けていて、それは、「『企業が欲しがる優秀な』 IT 人材」ということ。

  • プログラム書けます
  • DB の操作できます
  • クラウドでサーバ立てられます

などの、エンジニアとしての初歩、基本を一通りできるくらいのレベルの人材は、現時点で転職市場や SES の市場では割と余っているのが現実。

誤解しないでほしいのが、そのスキルレベルの人を悪く言ってるわけではない。最初はみんなそこからスタートしているのでそういう時期があるのは普通。 ここで言いたいのは、市場の需要と供給バランスが今も今後もしばらく需要が高いからといって、自身のスキルを磨くのを怠らないこと。

IT 産業自体が縮小されることはしばらくは起こらないが、IT 技術は年々急激に進歩していて、少し前は 5 人かかるものを今では 1 人でできるようになったりと、日進月歩に効率化が行われ続けている。 それにより産業が縮小せずとも人材の需要が下がっていくことは考えられ、そうなったときにスキルが低いままだと苦労をする。

# 社会の仕組みを知り、対策する

本ブログサイトではあまり政治ネタの話はしないが、大事なことなのでこのセクションだけ触れる。

政治の失策により税金(社会保険料も含む)は上がり続け、今後も国民の可処分所得は減る一方であるのが現実。そんな中で豊かな暮らしをしていくには、節税をすることは必須となってきた。

NISA や iDeCo などの投資、ふるさと納税、各種医療や保険の控除などの一般的なやり方があるが、IT エンジニアであればお勧めしたいのが、副業をして経費計上を行う方法。

この業界にいる以上、PC 及び周辺機器、IT ガジェット、IT 関連サービス使用、書籍、イベント参加、その他もろもろなどでそれなりの出費があるし、条件が整えば家事按分で電気代や家賃なども経費で計上ができ、大幅に節税ができる。

当然、確定申告を自分でしないといけなくなるし、副業する分時間に余裕がなくなるといったデメリットはあるが、税金は累進性であり、スキルが上がって給料が上がれば上がるほど多く払わなければならない為、早いうちにそういう選択肢が取れる準備をしておくことをお勧めする。

補足

こういったことを発信すると、国に税金を払うのが国民の義務だろうという意見を聞く。 その指摘自体はその通りだが、納めた税金が正しく国や自治体の為に使われているなら、そもそも税金は上がり続けず節税なんてする必要は本来ない。

  • 歳出の使途が公表されているもの以外はほとんど何に税金が使われているか不明
  • 何やっているかよくわからない必要ない省庁らにとんでもない額の予算がふられてる
  • 企業献金という名の合法賄賂や天下りなどで癒着した特定企業に信じられない額の発注や補助金を出してる
  • ほとんどの政治家は国の為にろくに働きもせず高額収入受け取り脱税し放題

などなど、ここに書いたのはほんの一例だが、まともに税金が使われていないので、まともに税金を納めれば納めるだけ損をする。

節税のやり方を誤れば脱税となるリスクもあるため、気軽にはできないと思うが、参考や検討材料となれば幸い。

# 所感

百歩譲って税金高いのはまだいいけど、仕組みが複雑なのと、種類が多すぎるのはいい加減改善されないと、日本全体の生産性は上がらないよ。。。

税金の仕組みが簡素化されて種類が減れば、その分、税理士や会計士、ホワイトカラーの公務員、企業の事務職などの仕事がなくなり、その分生産労働人口増えて絶対経済良くなると思うんだけどな。。。